2016年10月1日四段。デビューから破竹の勢いで勝ち続けデビューからの29連勝を達成。
彗星のごとく誕生したスターは対戦相手から常に全力の勝負を挑まれる中でも勝利を重ね、全棋士参加棋戦である朝日杯将棋オープン戦に史上最年少で優勝、
さらに翌年は連覇も達成した。
驚異的な勝率で勝利を重ねる一方で、タイトル挑戦にはあと一歩の所で壁に阻まれ、屋敷九段の持つ最年少タイトルホルダーの記録に黄色信号が灯っていた。
世界中が新型コロナウイルスの影響を受け、将棋界も対局が延期になっていたが、この期間を研鑽によって力を蓄えていた藤井は、
公式戦再開後、圧倒的な将棋の内容でヒューリック杯棋聖戦の挑戦者決定トーナメントを勝ち上がった。
迎え撃つ絶対王者渡辺棋聖との5番勝負は、明るいニュースとして日本中が注目する対局になりメディアを賑わせた。
初挑戦とは思えない適応力で力を存分に発揮して3勝1敗でタイトル獲得。最年少タイトルホルダーとなった。
まず1冠。この強さ、成長力は底知れない。