どんなふうに使ったら効果的なのか?という疑問に答えるべく実際の使い方を解説します!
基本的な使い方についてはこちらをご参照ください。
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「グラフ」の使い方
まずはじめに1局を通して将棋を振り返りたい、と思った場合には「棋神解析」ボタンを押して、「グラフ」を使うのがオススメです。
数秒待つと、棋神が1局の形勢を表示してくれました。 -
評価値について
0~500:互角 501~1000:優勢 1001~2000:大優勢 2001以上:勝勢
このように表示しています。 -
棋神解析実践!
将棋界にはある格言があります。
「将棋は最後に悪手を指したほうが負ける」
最善手を続けていれば将棋で負けることはまずありません!
悪手を減らしていくことこそが上達の近道なのです。
例えばグラフが一気に垂直に落ちている97手目のあたりのグラフをタップすると直接その局面に移動出来ます。
96手目では先手の-85という評価値でほぼ互角でしたが、97手目、49飛の一手で一気に敗勢になっています。
ここで何か悪手を指したということがわかります。
もう1手98手目に進めると、再び評価値が+6と互角に戻っています。
対戦相手も形勢を有利にする手を逃したようです。
まず、97手目の局面で、相手の気持ちになってどう指せばよかったか考えてみます。
こんな時、「反転」ボタンを押すと、相手から見た盤面になるので便利です。
この局面をよく見てみると、57の桂馬で49桂成と飛車を取ることが出来ます!
こうされていたら先手は困っていたのでした。
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「一手」を使って最善手を知ろう
では96手目に戻って、先手はどうすればよかったのでしょうか。
自分で考えてみてちょっとわからないな、という時は棋神解析ボタンから「一手」を使ってみましょう。
数秒待つと、棋神から57飛が最善手という答えが返ってきました。
この手なら飛車を逃げつつ相手の攻め駒の桂馬を取ることができて、形勢はほぼ互角でした。
また、「一手」解析を使うと、最善手以降の展開についても「◁」「▷」タップで盤上に再現できます(1手~10手まで)。 -
まとめ
このように、「グラフ」で形勢の動いた局面を見て、大きく動いた場面で実際に何かいい手がなかったかを考え、わからなかった場合に「一手」で最善手を確認する、というのが棋神解析のオススメの使い方です。
「グラフ」と「一手」解析を駆使して是非将棋の上達にお役立てください!